2L-5
RMZLに基づく擬似デッドラインを用いたスケジューリングアルゴリズムの提案
○箭内 健,兪 明連,横山孝典(東京都市大)
近年,組込みリアルタイムシステムにおいて高性能なプラットフォームが求められている.
組込みシステムでは消費電力の制約があるため,マルチプロセッサでの処理能力の向上が見込まれるが,マルチプロセッサ環境における最適なスケジューリングアルゴリズムは確立しておらず,さまざまな研究がされている.
本研究ではシングルプロセッサ環境で最適であったRM(Rate Monotonic)にゼロ余裕時間ルールを追加したRMZL(Rate Monotonic until Zero Laxity)を基に,擬似デッドラインを追加したアルゴリズムを提案し,スケジュール成功率が向上していることをシミュレーション評価により示す.

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