2K-5
GPGPUを用いた行列行列積の自動チューニング
○五十嵐勇輝,藤井昭宏,田中輝雄(工学院大)
プログラムのチューニングとは,プログラムの性能に影響を与えるパラメータ(性能パラメータと呼ぶ)を調整し,最適な性能パラメータの組み合わせにてプログラムを実行することを目的とする.
性能パラメータには,例えばアンローリング段数といったものが当てはまる.
自動チューニングとは,環境に合わせて最適な性能を出せるようソフトウェア自身で性能パラメータを調整する技術である.
近年,実用が広まっているGPUでは,GPUによって個々の特性が異なるため,GPUでプログラミングを行うプログラマの負担が重く,自動チューニングを使用することが有効である.

本研究では,GPU上でBLAS3の行列行列積を対象とした自動チューニングについて扱う.
複数のGPUに対してチューニングを行い,性能パラメータとしてアンローリング段数やブロックサイズ等を設定し,自動チューニングツールのプロトタイプを作成した.

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