2K-2
GPGPUによる大規模相互結合網シミュレーション
○澤野遼太郎,横田隆史,大津金光,大川 猛,馬場敬信(宇都宮大)
近年,数千数万ノードの大規模並列計算機が登場してきており,大規模並列計算機では相互結合網がシステム全体の成否の鍵となり,輻輳の制御が大きな課題の一つである.輻輳を招かずに,できるだけ高い性能を引き出したいが,ひとたび輻輳が発生すると著しい性能低下を招いてしまう.この問題に対処するには輻輳の発生から性能低下として現れるまでのメカニズムを解明する必要がある.本研究では大規模な相互結合網での輻輳の発生メカニズムを明らかにするために,対象をできる限り簡単化することで問題の本質的な部分を明らかにする能力を持つセルオートマトンと,GPGPUの高い演算能力を用いて高速なシミュレータを作成し,輻輳の発生・成長のメカニズムを明らかにする.

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