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期待効用仮説による学習者の自己評価計量技法(5)‐確信度と正答率から出題の妥当性を量る(続)-
○養老真一,田中規久雄,西本実苗(阪大),下倉雅行(大阪電通大)
我々は,これまでに、学習者自身が「自分がどの程度の確信をもって理解できているか」という、いわば主観的な理解度が教師にとり重要な情報であると考え、これをできるだけ正確に測定する評価システムを提案し、研究を進めてきた。

 「期待効用仮説による学習者の自己評価計量技法(4)」で,この評価法にもとづいて得られた学生の主観的な理解度のデータから、教育上、重要な情報を抽出する手法を提案したが,今回の報告ではこれをさらに精緻化した手法を提案する。この手法により、教師は、学生が授業内容を間違って理解している、もしくは問題を誤解してとらえているというような事を知ることができる。

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