2G-2
意思決定過程可視化に基づいた采配能力育成支援システム
○松本龍彦,小尻智子(関西大)
意思決定では、その状況を特定の観点から観察し、観点に応じた判断基準に基づいて代替案の中から候補を絞っていく。妥当な意思決定ができるかどうかは状況をどれだけ広い観点から観察し、どれだけ客観的に様々な代替案を比較できるかに依存する。しかし、意思決定は人の頭の中で生じる活動であり、その過程が表出されることは少ないため、自身の過程の不十分さが表出される機会は少ない。そこで、本研究では野球の采配決定を対象とし、その思考過程で人が観察している観点と、比較している代替案を表出化できる環境を構築する。また、他者の思考過程との相違点を可視化することで、自身が考慮していなかった観点や代替案に気づき、意思決定方法を習得する支援を実現する。

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