情報処理学会 第75回全国大会講演要旨

小中学校の立体図形の問題を解く際に、投影図や展開図を見ても
立体図形のイメージをつかめない生徒が多い。そのような生徒に対しては、
模型を用いた説明が有効だが、準備に手間や費用がかかるため、
すべての問題に模型を用意することはできない。
そこで、問題に登場する立体図形をモバイル端末で表示するツールを提案する。
表示された立体図形は、指で自由に動かし、任意の角度から見ることが
できるので、模型を使った場合と同様の効果が期待できる。
このツールは、各問題に添付されたQRコードから立体図形のモデル情報を
入力する。将来的には、QRコードではなく問題に掲載されている投影図・
展開図そのものを認識することも検討している。