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帰宅困難者支援システムにプライバシー情報を登録する住民の安心感に関する調査
○奥村香保里,白石善明,岩田 彰(名工大)
日本は水害が多い国であり,台風や集中豪雨などによって交通機関が運休し,帰宅困難者が発生することがある.そのような被災者に情報を与えるような災害支援システムが開発されているが,システムには住民の連絡先などのプライバシー情報の登録が必要である.そのようなサービスを利用してもらうためには安心して情報を登録できるようなシステムでなければならない.本研究は帰宅困難者支援システムにプライバシー情報を登録するときの安心感について,その要因を明らかにし,システムやサービスの開発および提供に役立てることを目的とする.本稿では大学生219人に対して行った質問紙調査の分析結果を述べる.因子分析の結果,ユーザビリティに関わる因子や他者の影響に関わる因子など,5因子を抽出した.

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