1X-5
RGB色ベクトルの推定を用いた災害時可視光通信システムの提案と実装
○岡 裕大,塚田晃司(和歌山大)
災害時に既存の情報伝達インフラが利用できなくなった場合、
特別な装置がなくても発信源の特定が容易で、
夜間でも目に付きやすい手法が有効であると考えられる。
ゆえに自然環境下においてあまり存在しない発光色の変化を利用した
可視光による通信に着目する。
しかし先行研究では認識に時間がかかることや、
通信速度が遅いといった欠点があった。
そこで本研究では、人が知覚できる速度での光点滅を用いた
高速かつ高認識の災害通信システムの実現を目指す。
まず事前にRGBと自然光の三次元ベクトルを用意し、
カメラの画像データから観測点のRGBベクトルを取得する。
そして各ベクトルの内積値によってどの色に近いかを判別する。

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