1W-8
端末特性を考慮したベイズの定理による5GHz帯無線LAN位置推定に関する研究
○石原佑哉,内匠 逸,打矢隆弘(名工大)
スマートフォンやタブレットの普及に伴い,駅や空港,
娯楽施設などに無線LAN(Wi-Fi) 機器が数多く設置されるようになった.
無線LAN の電波は,通常,無線LAN 機器と端末間の通信のみに使われていが,
事前に端末が受信する電波強度(RSSI) を観測しておけば,
端末の位置推定にも利用することができる.
そこで,われわれは,端末特性を考慮した無線LAN 位置推定手法を提案した.
提案手法は,端末毎に異なる受信感度差が無線LANの位置推定精度を低下させる
という問題に着目し,RSSI 比を推定に用いることで問題を解決した.
本稿では,提案手法の推定精度をさらに向上させるため,
無線通信で一般的に使用されているIEEE802.11b/g 規格の2.4GHz 帯電波に加え,
IEEE802.11a 規格の5GHz 帯電波を利用した位置推定を検討する.

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について