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慣性航法による携帯端末の相対移動推定に関する一検討
○廣田祐馬,藤井雅弘,渡辺 裕(宇都宮大)
近年、位置情報を用いるサービスへの需要が増加している。現在、
携帯端末での現在地測位を行う方法としてGPSが広く普及しているが、
屋内や都市部で精度が低下するという問題点がある。この問題を
解決するための方法の一つとして慣性航法による移動補正が挙げられる。
慣性航法では、センサー系から得られる端末の移動に伴う加速度や
角速度を積算することで、端末単体で相対移動量を推定することが可能である。
しかしながら、センサー系で生じた誤差の累積による相対移動量の
推定誤差が問題となる。本稿では、スマートフォンに搭載されたセンサー情報を
用いて慣性航法を実現するために、この推定誤差に対抗する手法を提案する。
提案手法を適用することで精度の高い相対移動推定が可能であることを示す。

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