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TotalVariation正則化を用いた高周波成分選定による単一画像での超解像
○鶴崎裕貴,亀田昌志(岩手県大)
 静止画を対象とした超解像では,動画のように他フレームの情報を
使えないため,単一画像での超解像技術が必要とされる.先行研究では,TotalVariation正則化を用いた単一画像の超解像が提案されているが,
高周波画像に線形拡大を適用しているため,正確な高周波補填が
行われておらず,拡大後の画像においてエッジ等がぼける問題がある.
 本研究では先行研究と同様にTotalVariation正則化に基づいて
単一画像の超解像を行うが,エッジ部分,細部の高周波それぞれに特化した
高周波画像を作成した手法を提案する.その結果,提案手法では
正確な高周波補填ができ,先行研究よりもエッジや微細な高周波成分の
鮮明な再生が可能となる.

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