情報処理学会 第75回全国大会講演要旨

近年、フィルム原版の経年変化による劣化損壊が問題となり映画フィルムや
記録映像など、過去に作成されたあらゆるコンテンツのアーカイブと
デジタル化に伴い原版データの修復作業が少しずつではあるが
行われ始めている。デジタル修復の工程の自動化は、
まだ完全に確立されたとは言い切れず、フィルム特有の傷や不要物が
写りこんだ欠損画像を一部手作業により修正を行っている。
これまでに、シームレステクスチャ生成法を用いた欠損の自動的な補完と
補完した画像と前後フレームを使用した平均二乗誤差での評価を行った。
本報告では、静止画における一枚の平均二乗誤差とその補完した静止画を
含む動画の定性評価の対応関係について報告を行う。