1T-6
視覚復号型秘密分散法による暗号化および復号手法の提案
○中間翔大,吉岡裕佳子,粟野直之,小堀研一(阪工大)
情報を暗号化するための技術の一つに,暗号化した複数の画像を重ね合わせることで視覚的に情報を復号できる視覚復号型秘密分散法がある.
一般に,紙のみを利用して復号できる手法であるが,近年では紙の代用としても広く普及している電子端末を利用することで,その用途が広がると考えられる.
本研究では,暗号化した二枚の画像を電子媒体と紙媒体で一枚ずつ保持する.
そして,紙媒体上の暗号画像をカメラで撮影し,もう一枚の暗号画像を撮影画像に対して自動で重ね合わせることで,電子媒体上で復号する手法を提案する.
また,撮影する方向や角度に依存せずに復号できるようにする.

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