1T-2
カプセル内視鏡画像解析のための表色系と前処理の評価
○末永雅人,藤田悠介,橋本真一,寺井崇二,坂井田功,浜本義彦(山口大)
カプセル内視鏡は,従来の胃カメラや大腸カメラでは届かない
小腸を撮影する手段として開発された.
カプセル内視鏡は一度の検査で数万枚の画像を撮影するため,
すべての画像を医師が診断するのは不可能である.
そこで,診断支援を目的とし,特に画像内の領域検出の研究が
なされてきた.しかし,カプセル内視鏡画像を対象として,
領域検出にはいかなる表色系,前処理が有効かについては
十分な研究がなされていない.
本研究では,カプセル内視鏡画像解析のための最適な表色系,
前処理を領域検出の検出精度の観点から調査する.
そして,領域検出の精度向上には,RGBの表色系の画像に
ガウシアンフィルタによる平滑化を施すことが有効であると
統計的検定により示されたことを報告する.

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