1R-2
多層神経回路モデルによる共感覚現象の学習と連想
○山口雄紀(京大),野田邦昭(早大),西出 俊,奥乃 博(京大),尾形哲也(早大)
本研究の目標は,モダリティ変換を実現し,ロボットのジェスチャ生成に利用
することである.多様なモダリティ変換はロボットにおいて重要な機能であるが,
従来研究では各モダリティを個別処理した後で統合する方法が一般的で
その変換は容易ではない.また我々は神経回路を利用した視聴覚モダリティの
統合手法を提案しているが,その多様性や自由度には強い制約があった.
そこで,本研究では視聴覚特徴量を改良し,神経力学モデルを用いて物体の
多様な動きとそれに伴う音の関係を統合的に学習・認識する視聴覚モダリティ
変換システムを構築した.提案システムをロボット上に実装し,音響信号を
ロボットのジェスチャ動作として表現できることを確認した.

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