1Q-7
学術論文からの研究資源情報の自動抽出
○井上 慧,松原茂樹,長尾 確(名大)
実験データや資料,ツールや評価法など,多くの研究資源が
これまで構築・利用されてきた.しかし,現状では既存の研究資源が
有効に活用されているとは言い難く,その理由として,研究資源に
関する情報が十分に共有されていないことが挙げられる.
本論文では,学術論文から研究資源の名称及び定義・用途を自動的に
抽出する手法を提案する.本手法では,研究資源の名称と定義・用途が
文内に共起することに着目し,両種の情報をブートストラップ的に抽出する.
すなわち,研究資源名は,その形態的特徴及び定義・用途表現に基づき
抽出し,研究資源の定義・用途は,手がかり表現及び研究資源名を
用いて抽出する.学術論文を用いた抽出実験により,本手法の性能を評価した.

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