情報処理学会 第75回全国大会講演要旨

近年、画像検索では画像をクエリとし、特徴量から検索する手法が
注目されている。しかしこの手法はクエリとデータセットの全画像と
距離計算を行う必要があり、データセットが増えると検索時間が
大幅にかかる問題があった。そこで本研究はLSH アルゴリズムに
注目した。LSHとはハッシュ関数を利用し、クエリとデータセットの
全画像のハッシュ値を求め、クエリと同じ値を持つ画像のみと
距離計算を行うアルゴリズムである。この結果、距離計算を行う
回数を減らし、検索時間の短縮を可能とする。本研究では1000
万点の画像を用いた2種類のLSHアルゴリズム（E2LSH、
SLSH）による類似画像検索を行い、検索時間の比較を行う。