情報処理学会 第75回全国大会講演要旨

Kernel-based Virtual Machine (KVM)によって構築されるVM環境において、ホスト側LinuxにてKernel SamePage Merging(KSM)を利用した場合、KSMの効果としてホスト側のシステムメモリ使用量が圧縮することが分かった。

以上のメカニズムを用いてVMのプロセスによるメモリ使用量が低下する量を求める。

また、同一Linuxホスト上で更にVMを追加稼動させる際にホスト側Linuxのシステムメモリ使用量を推定する。

本研究はこの推定量を用いてVM環境を作ることによって性能を低下させずにVM環境を構築できる可能性について述べる。