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鉄道設備状態監視システムにおける無線センサネットワークのバッテリ寿命予測手法
○岩澤永照,羽田明生(鉄道総研)
鉄道現場における設備の常時監視を目的とした無線センサネットワークでは,
長期運用を想定している場合が多い.そのため,バッテリ駆動である
センサノードでは,バッテリ枯渇が発生してしまうため,定期的に
バッテリ交換作業を実施する必要がある.効率的なバッテリ交換戦略の
策定には,ネットワーク形状を考慮して,適切に各センサノードの
バッテリ寿命を管理することが求められる.通常,バッテリ寿命を把握する
ためには,バッテリ状態や経路情報が必要となるが,バッテリの常時監視や
経路情報取得を行うと電力負荷が増大してしまうという問題が起こる.
そこで本研究では,各センサノードで定期的に取得するパケット送信量を
利用して,各センサノードのバッテリ寿命を推定する手法を構築し,
シミュレーションにより評価試験を行う.

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