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設備割付の並列化によるMRPの高速化手法
○黄 双全,高橋 完,海老名拓,宗形 聡,岡崎 司(日立ソリューションズ東日本)
生販在のグローバル化により多拠点・多段階に跨るSCMが求められ、MRPのデータ量が膨大化してきている。一方、グローバル市場の急激な変化に応じた迅速な意思決定のため、MRPの高速化が求められている。MRPではローレベル毎に所要量計算と設備割付を行う。従来は、所要量計算を並列化することで高速化されてきた。しかし、設備割付が逐次処理であるため、さらなる高速化が困難であった。そこで、本稿では生産可能設備の重複の有無にもとづいて生産オーダをグループ化し、1つのグループの設備割付処理を1つのCPUに割り当てることで並列化する手法を提案する。これによりMRPの高速化を実現する。

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