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鉄道土木構造物の状態監視に用いる 無線センサネットワークの設計モデル
○羽田明生(鉄道総研),廣瀬壮一(東工大),巳波弘佳(関西学院大)
鉄道土木構造物の保守管理に関しては、これまで定期的に実施する全般検査が中心であった。ところが、全般検査の間隔は数ヶ月または数年であるため、鉄道土木構造物の経年変化傾向を正確に把握することが難しい、迅速な異常検知が難しい、などの問題点も存在する。そこで近年では、無線センサネットワークを利用した鉄道土木構造物の状態監視システムが注目を集めている。ところが、鉄道土木構造物の状態監視のための無線センサネットワークは、数年から十数年に渡る長期運用が想定されるため、現場への導入においては効率的にネットワーク形状を設計する必要がある。本発表では、鉄道土木構造物の状態監視システムにおける無線センサネットワークに関して、ライフサイクルコストが最小となるようにネットワーク形状を設計するための手法を提案する。

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