情報技術の進展により、現実世界のいろいろなモノやコトを遠隔でセンシングできるようになり、そうして集まったビッグデータを使って機械学習して高度な判断を行えるようになったり、実世界の鏡としてデジタル空間上でシミュレーションを行い最適な制御を目指す等、超スマート社会に向けての様々な研究開発が進んでいる。産業界では、これら技術の活用について関心が高い状況が続いており、AIを活用した実適用事例や、成功事例も出てきている。こうした状況の下、産業界に情報処理技術の新しい方向性を提示すべく、「超スマート社会を切り拓く技術トレンドを探る」と題して、超スマート社会に向けた事例と要素技術の進化について全6回に渡って紹介する。
超スマート社会に向けた事例としては、フィールドロボットとその知能化技術、自動運転とモビリティサービスについて紹介していただく。また、要素技術として、情報セキュリティ対策(DP連動企画として)、高速通信の5Gとそのエッジ活用、AIやIoTを活用したシステムを支えるハードウエア技術とソフトウエアエンジニアリング技術について紹介いただく。