イベント企画
特別講演1
「社会全体のデジタル化とその先の日本」平井卓也(国務大臣(IT政策担当))
「岡山におけるデジタル社会の展開」松田 久(岡山商工会議所会頭)
9月4日(水) 10:05-10:40
第1イベント会場(創立50周年記念館 金光ホール)
【セッション概要】 少子化・高齢化が進行し、人口減少社会に突入する我が国において、社会全体のデジタル化は喫緊の課題である。本イベントでは、デジタル化の恩恵を享受できる社会の実現について講演を行う。また、AI、IoT、ロボット技術を駆使して全てのモビリティをネットワーク化するMaaS(Mobility as a Service)等について講演を行う。
10:05-10:25 講演(1) 社会全体のデジタル化とその先の日本
平井 卓也(国務大臣(IT政策担当))
【概要】 世界最速で少子高齢化、人口減少社会に突入する我が国が次の時代を切り拓くためには、社会全体のデジタル化は避けて通れません。デジタルの力を最大限に活かし、1億2千万人すべての国民が不安なくデジタル化の恩恵を享受できる社会の実現を目指します。
【略歴】 1958年香川県高松市生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒。株式会社電通、西日本放送代表取締役社長等を経て、2000年、第42回衆議院選挙で初当選。以来、連続7回当選。自民党経産・総務部会長、政調副会長、内閣府大臣政務官、国土交通副大臣、内閣常任委員長等を歴任。自民党IT戦略特命委員長として「デジタル・ニッポン」を取りまとめる等、IT政策全般を主導。2018年10月第4次安倍改造内閣にてIT・科学技術担当大臣、内閣府特命担当(知的財産戦略・クールジャパン戦略・宇宙政策)大臣に就任。
10:25-10:40 講演(2) 岡山におけるデジタル社会の展開
松田 久(岡山商工会議所 会頭)
【概要】 地方における少子化・高齢化の同時進行は特に中山間地域で顕著であり、医療、介護、運輸・交通をはじめ生活全般で不便さが極まってきている。これに対応して、遠隔医療、有償ボランティア、移動スーパー、福祉有償運送などの新たな形態のサービスが出現してはいるものの根本的な解決にはつながっていない。一方で、新たな移動の概念としてのMaaSなどのPLATFORMが研究試行され、都市交通システム、観光交通システム、あるいは事業会社を交えて、地方においても持続可能なサービスの実証実験が準備されようとしている。自動運転、ドローン等の新たなハードの投入もさることながら、AI、IoT、ロボット技術を駆使して全てのモビリティをネットワーク化するMaaSは人の移動、物流を根本から変えようとしており、今後の具体的な対応が急務である。
【略歴】 1976年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。三井銀行を経て1987年に両備システムズ株式会社に入社。現在は、運輸観光交通事業、ICT事業、不動産事業など50社を超える両備グループの代表、各社代表取締役、取締役等のほか、一般社団法人システムエンジニアリング岡山会長、一般社団法人岡山経済同友会顧問など在任中。2019年4月より、岡山商工会議所会頭。