抄録
O-023
手元にある材料を考慮した料理提案システムの構築
中村侑矢・土屋誠司・渡部広一・世良拓也(同志社大)
人が生活する上で食事は必要不可欠なものである.そのため,料理を作る人は毎日料理を決めなければならない.人の料理に対する嗜好は味や材料などさまざまであることや,料理は持っている材料から作ることから,嗜好と手元にある材料を考慮した料理を提案するシステムが必要であると考えられる.レシピサイトから取得した料理からある一定のルールに従って自動的に構築した料理概念ベースを用いて嗜好と料理との関連の強さを定量的に表現し,料理を提案する手法が提案されている.しかし,この手法では手元にある材料を考慮していなかったため,本稿では個人の嗜好を満たし,手元にある材料で作ることができる料理を提案するシステムを構築した.