抄録
N-013
VRを用いた生徒の理解度の自動判別
◎橋村頌太・島川博光・梶原祐輔(立命館大)
生徒の理解度を把握するためには、教師がその生徒に授業内容についての質問をすればよいが、大講義のように生徒の人数が多い場合には一人一人に質問することは難しい。テストという形式で全員の理解度を測る方法では生徒がそれぞれの解答に要した時間や、自身の解答に対する確信度といった情報を取りこぼしてしまう.このため、なぜ生徒が授業を理解できないのかを明らかにしづらい。そこで本研究では、VR環境にて生徒に問題を解いてもらい解答時の生徒の視線や手の動きを取得する.それらのデータを用いて自動的に生徒の理解度を判別する手法の確立を目指す。これにより生徒の理解度に応じた授業が可能となる。