抄録
M-027
協調型自動運転における安全と効率の評価検討
木村健太・東峻太朗・佐藤健哉(同志社大)
 近年V2X通信を用いることで,車両が直接視認することのできない死角の情報を取得したり,他車両との協調の取れた交通を実現するために,協調型システムが研究されている.車両が通信する対象は,他車両や路側機,クラウドサーバなど様々なものが存在する。他車両とは車車間通信,路側機とは路車間通信を使い通信でき,クラウドサーバとは携帯回線を利用し,通信することができる。
 しかし現状,車両の通信対象がそれぞれどの程度,交通におけるサービスやシステムに影響を与えるかの指標がない.
 本研究では,車両が通信できる対象を段階的に増やし,交通における安全性,効率を定量的に評価する.その結果から,車両における通信利用時の効果を考察する.