抄録
M-024
車車・歩車間無線LAN通信と携帯端末センサーの時系列変化を考慮した事故防止システムの提案
◎竹内将真・内田法彦(福岡工大)・柴田義孝(岩手県大)
現代における重大な交通事故は、自転車や歩行者が引き起こす事故も深刻な問題である。中でもスマートフォンをはじめとする携帯端末を操作しながら運転、歩行することの危険性は特に問題視されており、このような危険な事故を未然に防止する必要がある。そこで本研究では携帯端末センサーを活用して車車間・歩車間で無線LAN通信の検知を行い、その受信電界強度の時系列変化に、マルコフモデルをベースとした判定法を用いて、自動車や歩行者に危険を知らせ、注意を促す交通安全の確保を目指すシステムを提案した。そして、実装したプロトタイプシステムを用いて検証を行い、その有効性について議論する。