抄録
M-009
Chat Botを活用した農業モニタリングシステム「IoTOMATO」の開発
◎久貝洋介(芝浦工大)・井上雅裕・大江信宏・市村 洋(M2M・IoT研)
Internet of Things(IoT)は機械・機器, 設備, 備品などの「モノ」や人間のセンサデータを, 人手を介さずにインターネットに接続し, 様々なサービスを提供する技術である. 近年, 製造業から家庭用の見守りといったIoTを活用した応用事例は増えている. 本研究では農業に注目し, 農家にとって負担の多い手作業をIoTによって解決するシステム「IoTOMATO」の開発を行っている. IoTOMATOは, センサデバイスから得られた環境データをクラウドサービスであるAmazon Web Services(AWS)上に収集し, 分析した結果をLINE BOTを通じて農家の人が閲覧できるように設計している. 本稿では, 小規模な農家でも導入がし易いようにオープンなハードウェアとソフトウェアで設計したIoTOMATOの開発について述べる.