抄録
M-001
ウェアラブルデバイス上の複数センサを用いた自動食事行動記録
森 達也・内田大輔・堀田真路・前田一穂(富士通研)・猪又明大(欧州富士通研)・柳沼義典(富士通研)
超高齢社会の到来により、健康維持や健康増進を日常的にサポートする技術に注目が集まっている。特に、近年の低コスト化・小型化・低消費電力化が目覚ましいスマートフォンやウェアラブルデバイスを活用したモバイルヘルスの分野は期待が高く、健康を維持するために大切な要素である運動・睡眠・食事を記録・管理し、利用者に適切に対処するよう働きかける仕組みが求められている。運動と睡眠は、自動記録可能な製品がすでに市販されている。しかし、食事に関しては実用的な技術は確立されていない。我々は、ウェアラブル機器に一般的に搭載されている複数センサの異なる情報を組み合わせて食事行動を高精度に検知する方法を提案する。