抄録
L-004
IoTデバイスを標的としたマルウェアの侵入前検知
小寺建輝・泉  隆(日大)
近年,IoTデバイスを標的とした新種のマルウェアが出現している。しかし,IoTデバイスには,メモリ等のリソースが少ないためアンチウイルス機能を実装することは難しい。また,従来のパターンマッチグ法ではウイルス定義ファイルに登録されていない新種のマルウェアの検知は不可能である。そのため本稿では,アンチウイルスゲートウェイを利用して,マルウェアがIoTデバイスに侵入される前に検知して遮断するシステムを提案する。また,検知手法として,マルウェア等の実行ファイルを画像化し,画像特徴量を利用したマルウェアの検知・分類を行う手法について検討する。