抄録
J-020
マタニティの生活行動・習慣の管理記録支援アプリケーションの開発
西川 奏・三好邦彦(釧路公大)・山内寿代(釧路孝仁会看護専門学校)・皆月昭則(釧路公大)
本研究は,妊婦に多い症例で妊娠糖尿病に着目した.女性の身体には胎児が宿ったことで体内環境に変化が起こり,妊娠中期から後期にかけて高血糖・高血圧になりやすい傾向があり,胎児が成長するにつれ,インスリンが利きにくい状態になる確信的なエビデンス報告がある.看護援助に関する母性看護学の理論を用いた支援を視野に,妊娠期の生活習慣から出産まで血糖値を正常化するための管理アプリケーションを開発した.妊娠糖尿病の確定診断後は,在宅での血糖値・血圧の管理記録が必要であることから,生活習慣改善の行動メモと血圧・血糖値測定の時点を関連づけた機能を有したスマートフォン向けのマタニティ支援アプリケーションを開発した.