抄録
I-017
眼球運動と口唇動作に注目した疲労評価の検討
菅沼美由起・黒澤勇樹・望月信哉・星野祐子・山田光穗(東海大)
本研究は疲労や体調によって日々変化する眼や口の動きから、病気の早期発見や医療・介護現場での適切な治療に役立てることを目的としている。研究背景として、眼球運動では注視中の固視微動量がドライブシミュレータ運転中の運転者の集中度によって変化することが分かった。口唇動作では発話認識とトレーニングの研究を行ってきた。その過程で日々の体調で口唇の開き方に差が生じること、疲労が滑舌に影響することを経験してきた。これらの背景から2つの項目について実験を行った。本研究では固視微動、口唇動作に加えて、視覚疲労を評価するCFF値、脈拍の4項目を取得した。