抄録
H-028
SVMを用いた音楽ゲーム譜面自動生成の検討
柴崎大地・酒井 充・丸山 博・山下和也・広瀬貞樹(富山大)
本稿では,音楽ゲームの譜面を自動生成する方法を提案する.音楽ゲームとは,リズムや音楽に合わせて画面に表示される指示に従って,プレイヤーがボタンを押したり,画面をタッチすることで,得点を獲得するゲームである.音楽ゲームにはプレイヤーに指示するアクション等の情報(ノート)を記述したゲーム譜面が使用される.ゲーム譜面を自動生成するプログラムはすでに開発されているが,生成された譜面に対するプレイヤーの評価は良いとは言えず,現状ではほとんど人間が作った譜面がプレイに使用されている.本研究では,人間が作った譜面と楽曲の波形をもとにSVMの学習を行い,その結果を用いて譜面を生成する方法を提案し,さらにその有効性の検討を行う.