抄録
H-026
GPを用いた画像処理の集団サイズがブロート抑制に与える影響
加藤慎二・内田 健(サレジオ高専)
遺伝的プログラミング(GP)を用いた画像処理では,解候補の遺伝子長が増加するブロートと呼ばれる現象による計算量の増加が問題となっている.計算量を減らす手法として,解探索を悪化させずに集団サイズを減らす動的集団サイズが存在する.しかし,集団サイズを減らすと遺伝子長は増加するため,計算量の低減の効果が小さい.そこで,本稿では集団サイズの縮小に合わせて遺伝子長制限によるブロート抑制を適用する.さらに,提案法は動的集団サイズによる従来法より計算量を低減できることを示す.