抄録
H-021
凸多面体を対象にした線画の3次元形状推定
牛川祐弥・森 博志・外山 史・東海林健二(宇都宮大)
CGが身近になっている現在でも,形状を説明する図は線画であることが多い.これは,CGで作成したリアルな画像よりも,3次元形状の的確な伝達に適しているからである.2次元線画から3次元形状を推定する手法はコンピュータビジョンの分野で多くの研究が進められてきた.しかし,これらの多くの研究では本来,見えていない線画情報がわかっていなければ3次元形状の推定が出来なかった.そこで本研究では,推定線画の対象を凸多面体とし,本来見えていない線画が描かれていない状態でも,3次元形状の推定を行えることを目指す.今回の実験ではすべての面が正多角形で構成されている凸多面体を対象に3次元形状の推定を行った.