抄録
H-010
検便検査におけるHSV特徴とSVMを用いた集落判別
山崎佑磨・小嶋和徳・伊藤慶明(岩手県大)
現在,検便検査による判定は,全工程人手で行われている.しかし,人手による判別は時間と労力が掛かり,コストを要する.また,判定者により判定誤差が生じることもあり,判別の自動化による省力化と安定化は重要である.
 本研究では,負担軽減と菌種判別の安定化のため,菌種判別自動化を目指す.培養された選択分離培地の撮影画像を8×8に分割し,入力画像とする.分割したそれぞれの画像のHSVヒストグラムを特徴量とし,SVMを用いて学習・識別をすることで,菌種判別が可能なシステムの構築を目標とする.