抄録
G-009
快・不快情動喚起時の視線特徴と画像の顕著性の関係
寺井敬祐・高野博史・中村清実(富山県大)
本研究では、画像呈示時の被験者の視線情報に、呈示画像から求められた顕著性マップの情報を組み合わせることで、快・不快情動を推定することを試みた。これまでの研究では、画像の顕著領域および非顕著領域のそれぞれの領域に対する視線停留移動回数を計数および比較することで、被験者に喚起されている快および不快情動を推定できる可能性が示唆されていた。そこで、画像とそれに対する被験者の視線停留データを格納したデータベースであるNUSEFデータベースについて、画像の顕著領域および非顕著領域に対する視線停留移動回数を解析した。本発表では、データベースの視線データを解析した結果について考察する。