抄録
G-002
相互カーネル行列補完によるタンパク質機能予測
Rachelle Rivero・下山愛祐美(群馬大)・加藤 毅(群馬大/早大)
パターン認識などのデータ解析において,あるデータが複数の情報源から表現できる場合がある.ウェブページの分類なら,書かれているテキスト,貼られている画像,リンク先,リンク元といった情報がある.個人の購買予測なら,個人の購買履歴,ウェブページ閲覧履歴,その他のプロファイルなどがある.これらの組み合わせによって,予測器の学習を高精度にできても,各対象に対してすべての情報源からのデータをすべて集めることができない場合がある.そのような場合,現状では,欠損した対象は学習に使うことができない.もしほかの情報源から欠損データを補完することができれば,欠損を含む対象も利用可能になる.本発表では,複数情報源からの不完全データを補完する方法を提案する.