抄録
D-013
忘れ物防止支援システムのための所持傾向の分析
山岡澪奈・飯島安恵・今野 将(千葉工大)
近年,忘れ物の防止をするための様々な研究や商品開発が行われており,忘れ物は社会的な問題であると考えられる.既存の研究や商品の多くは,持っていく予定だったが忘れてしまう持ち物(本研究では“忘れ物”と定義する)には対応できるが,持っていく予定はなかったが訪問先で必要となった持ち物(本研究では“不測物”と定義する)を事前に所持するように促す事には対応することができない.
そこで本研究では,忘れ物だけではなく不測物にも対応した忘れ物防止支援システムを提案した.本稿では,忘れ物や不測物を推定し持ち物を推薦するために,アンケートを用いて目的とシチュエーション別の所持品情報を収集し,利用者の所持傾向の分析を行った.