抄録
CO-013
育児ケアワーキング記録共有機能アプリケーションによる男女共同参画意識の一考察
西川 奏・三好邦彦(釧路公大)・山内寿代(釧路孝仁会看護専門学校)・皆月昭則(釧路公大)
男性が家事や子育てに参画するための必要な条件は「夫婦間でのコミュニケーション」や「男性自身の家事育児に参加する抵抗感をなくす」ことが想起される.看護学科で用いている人間関係論の学説において父親の育児参加は,子や夫婦関係に与えるポジティブな影響を多く与えることが認められており,育児における役割・ケアへのジェンダー・バイアスを小さくすることが,女性が輝く社会になる支援につながる.本研究では,男性達への気づきを支援するアプリケーションを開発し,時間とともに無形かつ消滅する育児ケアワーキングを記録共有する方法論を機能化して,男女共同参画社会のベースとなる男性の積極的な育児参加意識の変容を期待した.