抄録
CO-001
CITP制度を活用した高度IT人材の育成 ~超スマート社会を支える実践的技術者育成~
松田信之(中電シーティーアイ)
情報システムは現代社会の基本的インフラかつ超スマート社会への変革手段であり、それを支える高度な能力を有するITプロフェッショナルが増々重要になる。しかし日本は欧米と比べ、ITサービスのスピードやイノベーションで大きく差を開けられ、IT技術者がレスペクトされない状況にある。情報処理学会ではこの状況を打開するため2014年に認定情報技術者(CITP:Certified IT Professional)制度を創設した。本論文では日米の情報システムにかかわる社会環境について比較を行い、日本のソフトウェア産業が遅れてしまった要因を検証する。そして、CITP制度を利用し、企業、業界、学会が協力して超スマート社会を牽引するITプロフェッショナルを育成する場の創造について紹介する。