抄録
CK-002
幾何的特徴量を用いたデジタル化粧の個人選好性評価
宮田真里・久保友香・山崎俊彦・相澤清晴(東大)・稲垣涼子(フリュー)
近年SNS の普及に伴い,デジタルデータ上で顔の美化や顔への化粧効果付与を行なう,デジタル化粧が一般化している.先行研究では一般的に,他者から見た美しさ,他者が美しいと思う人物,プロのメイクアップアーティストによる化粧など,他者やその集団における魅力や美の基準をデジタル化粧への評価基準としている.このため,他者からみて良好なデジタル化粧はある程度実現できているが,一方で各個人のデジタル化粧への評価については言及しておらず,各個人にとって良好なデジタル化粧が実現できているかは明らかとなっていない.そこで本発表では,デジタル化粧画像の幾何的特徴量を用いて,デジタル化粧の個人選好性の評価を行なう.