抄録
CJ-009
データ統合によるCNNを用いた訪問介護支援システムの構築
小森一誠・秦 優哉・高橋大成・大枝真一(木更津高専)
 一般的な訪問介護では,介護士は業務内容と要介護者の健康状態を記録用紙に記入し,他の介護士と情報共有を行なっている.しかし,この記録用紙は介護施設内でファイリングされるため,訪問先で閲覧ができない.
 そこで本研究では訪問介護支援システムを構築する.本システムは記録用紙内の日付と苗字をCNNにより文字認識することでデータIDを自動的に作成し,記録用紙をデータベースに登録する.記録用紙の閲覧には携帯情報端末を用いる.また,学習データとして大量の手書き文字画像が必要であるが,少人数の現場介護士が作成できる学習データは少ない.そこで介護士以外の人が作成したデータを統合して認識精度の向上を図る.