抄録
CJ-006
片手親指での日本語入力効率化を図ったQWERTY配列ソフトウェアキーボードの開発
中嶋勇輝・福光正幸(北海道情報大)
スマートフォン端末の文字入力方法にQWERTY配列のソフトウェアキーボード(以下,QWERTYキーボード)がある。このキーボードがスマートフォン端末に採用されている主な理由として,タイプライターやPCの入力方法として既に採用され,知名度が高い事が考えられる。しかし,PC等で採用されているQWERTYキーボードをそのままスマートフォン端末用に適用しようとすると,入力範囲問題(片手親指での入力時には指が届かないキーがある問題)と,誤入力問題(意図しないキーを誤って押してしまう問題)と言う,相反する性質の問題がある。そこで本研究では,以上の問題点の同時解決を試みるため,新たな QWERTYキーボードを提案・開発する。