抄録
CF-003
外れ値を含む長期データ列に対する類似度計算法の検討
佐藤 哲(NHNテコラス)
データの分類や認識を行う際,データ列間の類似度を測定する処理が必要となる.しかし外れ値の割合が大きかったり,値の分散が大きいなどの特徴を持つ複雑なデータ列は,通常の類似度計算の手法の適用が困難な場合がある.特に長期の時系列データ等では,局地的な情報と大域的な情報の両方を考慮する必要が生じる.そこで本発表では,局所及び大域的な情報を考慮する試みとして,順序保存マッチングと位相的データ解析技術を用いてデータから特徴量を抽出し,特徴量同士の類似度を計算する手法を検討する.