抄録
CC-005
広帯域低レイテンシのApproximateネットワークに対する自動チューニング手法
平澤将一(NII)・Thao Nguyen Truong(総研大)・鯉渕道紘(NII)
一定のビット誤りを許容するApproximateネットワークは、既存のネットワークと比較して広帯域かつ低レイテンシであるため、アプリケーションの高速化に有効である。しかしながら、Approximateネットワークを活用した上で正しい計算結果を得るためには、アプリケーション側の対応が必要である。さらに、アプリケーション中で許容できる誤りの大きさとApproximateネットワークのパラメータに依存して、実行性能は大きく変化する。そこで本研究では、Approximateネットワークを用いてアプリケーションを実行する環境において、正しく動作することを保障した上で高速に実行できるパラメータを発見する自動チューニング手法を提案し、性能評価を行う。