抄録
C-010
三次元計測システムのためのディジタルホログラフィ専用計算機の開発
山形健太・山本洋太・廣田祐輔・難波慎太郎・増田信之(東理大)・阿比留慎・角江 崇・下馬場朋禄・伊藤智義(千葉大)
近年,ディジタルホログラフィ顕微鏡に代表されるように,ディジタルホログラフィの三次元計測への応用が進み,盛んに研究されている.ディジタルホログラフィはその性質から,動体の撮影にも適用可能であるが,高速な現象の場合はフレームレートが数千から数万に及び,再生像の計算には膨大な時間が必要となる.そこで,計算時間を削減する方法として,書き換え可能なICであるFPGAを用いた専用計算機の開発が挙げられる.本研究では,FPGA搭載評価ボードを用いてディジタルホログラフィ専用計算機を開発し,汎用計算機からホログラムを送信し,専用計算機で再生像を計算する計算機システムの一連の計算時間を検証した.