抄録
C-006
UAVを用いた位置推定システムの提案と災害時への応用
辰己友亮・小板隆浩(同志社大)
昨今の東北地方太平洋沖地震や熊本地震などに始まる規模の大きい震災では,倒壊した建物の瓦礫に埋没した被災者の捜索に時間がかかることが多い.そこで現在,被災者の一刻も早い捜索のために様々な研究が行われている.
本研究では,普及率が上昇している情報端末に着目し,個人が持つ情報端末から発せられるプローブパケットを,UAVを用いて収集し,そのデータをもとに位置推定を行うシステムを提案する.
建造物の倒壊などが伴う震災などの災害時での利用を想定し,短時間の探索でより精度の高い検知アルゴリズムの実現を目指す.