抄録
B-017
SSDキャッシュの制御によるシーケンシャルアプリケーションの性能向上
中島健司・近丈一郎・山口実靖(工学院大)
DNAデータなどのビッグデータを利活用するには,プライバシーの保護のための暗号化が不可欠である.データの暗号化は,データ量の増大に繋がることがある.そのため,ビッグデータ処理基盤には高いI/O速度が求められる.大規模データのI/O性能を向上する方法の1つに,SSDをキャッシュとして用いる手法がある.本稿ではSSDキャッシュに着目し,SSDデータキャッシュの置換の改善によるI/O性能改善手法を提案する.そして,性能評価によりその有効性を示す.