抄録
B-014
表現法と解釈法の視点に立つ写像としての処理モデル構成法
古宇田フミ子(所属なし)・相田 仁(東大)
多様な表現法や解釈法が可能な計算機処理では、共通な機能として、処理は入力を取り込み結果を出力するものとして説明される。しかし、これ以外の共通機能は必ずしも明確ではない。この報告では、既に処理で用いられている共通機能を踏まえて、表現法と解釈法に基づき処理を写像と捉え、このことを説明する道具として言語を導入し、言語の枠組を用いることにより、処理の種類に拘らず、処理が成立する条件を示す。同時に、処理の写像を説明するための基本構造を単位として提案し、この構造に基づき処理成立条件を形式的に共通機能として記述した。